株式会社アズパートナーズ

取締役兼執行役員 シニアホーム運営部部長 山本皇自 様 インタビュー

顧客満足と従業員満足の両方とも大事

 アズパートナーズは、介護付きホームの運営、デイサービスとショートステイの在宅事業所の運営という、介護を必要とするシニアに向けたサービスを主に提供しています。

 お客様に対するサービス力を上げることと共に、サービスを提供する従業員をフォローすることも大事です。顧客満足と従業員満足、つねに両方とも意識した経営をしています。

 毎年1回、従業員満足度を調査し、正社員一人ひとりと面談をしています。そこで要望の多かった休みの問題と人員体制については、速やかに対応をしました。帰省や旅行のために長期の休みがほしいがとれないとの声に対し、本社にサポートチームを作り連休取得者のいるところにサポートに入る仕組みを作りました。今年の3月から開始して、早速この制度を利用して5連休をとった人がいます。制度があると、みんなに気兼ねなく休めるのでありがたいと言っていました。

IT化で介護の仕事も変わります

 当社ではケアに特化する人と間接的な業務をする人に分けて、業務効率を上げ、お客様の満足度を上げています。役割分担を明確にすることで、人員体制の問題を改善しました。

 また、介護情報の管理がスマートフォン1つでできる「EGAO link」というシステムをパートナー会社4社と開発し、アズハイム町田でテスト導入した結果、1日17時間、つまり2人分の労務時間の短縮ができました。今期から来期にかけて全ホームに導入し、創出した時間をお客様のニーズに応える「夢を叶えるプロジェクト」に使っていく予定です。

介護の現場をぜひみてください

 新人が一生懸命努力して一人前の介護職になる『ケアニン』のストーリーに素直に感動しました。これまで介護にまったく興味がなかった学生にも響く内容だと思います。

 高齢者人口が増え、介護はいまもっとも世の中に必要とされ、人の役に立てる、人生に関われる本当に尊い仕事です。若い人たちにぜひこの業界に目を向けていただきたい。当社の応募学生にホームをみてもらうと、描いていたイメージと違うと印象を語ります。ぜひ一度、介護の現場を見にきてください。